ギャラリーくわみつの日々あれこれ 広島県福山市大黒町1-1

by kuwamitsu2011
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11月3日に岡山県北東部に位置する奈義町に出かけました。

高貴山菩提寺に 推定樹齢900年の国の天然記念物の大銀杏があるということで

行ってみました。

残念ながら、紅葉はまだ、もう少し早かったのですが、その大きさにビックリ!!

この大イチョウは、樹高約45m、目通り周囲約12mで、岡山県下一の大きさだそうです。
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菩提寺は、浄土宗の開祖法然上人(出身は美作の久米南)が、幼い頃、当国の学問寺である

菩提寺に入り、仏教を学ばれたというお寺なんです。

そして、このイチョウは、法然上人が、学問成就を祈願して挿した 枝が芽吹いたと

言われているんですよ。

お寺は、改修中で、見られなかったので残念なのですが・・・・。
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幹から根の一種である気根が乳房のように多数垂れ下がっている 「乳イチョウ」です。

何本もの木が合体しているかのようにも見え、葉を見事に茂らせている様は、

それはそれは見事です。

生命力の塊ですね!066.gif

大銀杏といえば、去年、鶴岡八幡宮の樹齢1000年の大銀杏が、雪と雨と強風で倒れたのは

新しい記憶ですが、この天を覆う銀杏の巨樹は、那岐山の古刹、菩提寺 の境内で、歴史の重みを

かさねながら静かに後世に残ってほしいものですね。
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いつもリサーチ不足な私・・・・今度は、紅葉したイチョウを見たいと思います053.gif
# by kuwamitsu2011 | 2011-11-06 14:47 | 神社・仏閣 | Comments(2)
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佐々木紀政作  祝い鯛シリーズ  鯛が熨斗をつけているんですよ~~めでたさも倍層ですね!

昔からお祝い事には、鯛の尾頭付きを用意する習慣が日本にはありますね。

特に神事では、鯛は付き物です072.gif

このように鯛というのは、平安時代から日本人にとっては縁起のいい魚とされてきました。

「おめでたい」の「たい」と「鯛」が語呂合わせになって、縁起がよいとされるから・・・・とも

「たい」「大位」という語呂合わせがあったとも言われています。

鯛の赤い色も縁起がいいとされる理由の一つかも知れませんネ!

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タイラ コウ作 お目出鯛 (木版画)   目が生き生きして 今にも跳ねだしそう!

くわみつのある福山市の鞆の浦では、毎年、観光鯛網が行われます。

380年も伝わる伝統漁法で、産卵のために波の穏やかな瀬戸内海にやってきた鯛を捕まえる為に、

手船という小さな船で弁天島の弁財天に祈願して出漁し、先行した指揮船から、

手旗で合図が出ると網入れをするのですが、長さ1500メートル、幅100メートルもある

網を円を描くように下していくんです。「ヨーイショ、ヨイショ」という掛け声に合わせ漁師たちが

威勢よく網を引き上げ、親船同士がくっつき合うまでに狭まると、大漁のタイがピチピチ踊る。

なかなか、のどかな瀬戸内の春の海の一日を楽しめるんですよ!
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東村真季作 恵比寿様・・・・・この笑顔!まさに恵比寿顔!! 幸せになりますね053.gif
# by kuwamitsu2011 | 2011-11-04 16:04 | くわみつ展示会情報 | Comments(0)

ひっつき虫!

子どもの頃、洋服にいつのまにかくっついてきている植物!

それは、ひっつき虫!あまりに分かりやすいネーミングですよね。

俗称ですが・・・・イメージしやすいですよね。

オナモミの仲間、センダングサの仲間、ヤブジラミ、ヌスビトハギなどいろいろありますよね!

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枯れはじめた秋冬の野原を散策した後、洋服に 虫のような植物の果実がついてしまい、

なかなか取れずに困ったことはないでしょうか?一度はありますよね!

人にとってはやっかいなものですが、これも植物が子孫を残すための手段なのですよね!

そのくっつくという性質のおかげで、動物や人の移動にともなって、離れたところまで運ばれていきます。

おかげで、親の個体とは離れたところへと種子を散布できるというわけですよね。

が!先日、紅葉の葉を取りに行って・・・・ひっつき虫の大襲撃?に合いました!!

といっても、私ではなく・・・・トイプードルの空ちゃんなんです。【実家の犬なんですけどね053.gif

一緒に連れて行ったのが大間違い!

アノ!くるくるとした巻き毛に・・・・ひっつき虫が・・・・・あああァァァ007.gif

草叢をモップで掃除したようなものですものねェ☆

口の周りはガリガリだし!まァ!  取れるヮ!取れるヮ!

取るのに一時間かかってしまいましたァ・・トホホ!

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ちなみに、ひっつきむしの仲間のイノコヅチ(牛膝)は、秋の季語なんですよ!

形が、牛の膝に似ているからなんですって!!うーん・・・牛の膝は見たことが無い・・・。
# by kuwamitsu2011 | 2011-11-02 17:21 | 季節の草木花 | Comments(0)

笑福展・・・・龍

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↑↑↑梅野浩壱さんの木彫の龍!後ろに仏様がいます!

来年の干支は辰・・・・・!竜(龍)ですネ!

竜は神獣・霊獣として中国神話の生物として、神秘的な存在として位置付けられていました。

胴体はヘビ、頭にはシカのそれに似た角が2本あり、口のところに長いひげを生やし、

背には81枚の堅い鱗(うろこ)をもち、4本の足にはそれぞれ5本の指を備えた巨大な爬(は)虫類。

おー!すごーい!!006.gif

日本における竜は、中国から伝来し、元々、日本にあった蛇神信仰と融合したそうです。

古墳などに見られる四神の青竜が有名ですが、他にも水の神として各地で民間信仰の対象となリました。

九頭竜伝承は特に有名で、旱魃が続くと、竜神に食べ物や生け贄を捧げたり、高僧が祈りを捧げると

いった雨乞いが行われていたみたいです。

私が知っている竜といえば・・・・ 青竜・赤竜・白竜・黒竜・金竜・黄竜・銀竜・紫竜・・・・かな?

八大竜王は、『法華経(ほけきょう)』が説かれたとき聴衆として参加した8種の竜王のことだそうですよ。

竜はまた雷神ともかかわりが深くて、竜は中空を飛行して雨や雲をおこしたり、

蛇の形をした稲妻を放つとされています。

中国では竜が雨雲にのって昇天するという考え方が古くからありますが、

わが国でも同様な考え方があり、竜神は竜巻のときに昇天すると考えられていますよね。

俳句の春の季語にもあるのですが「竜天に昇る」という言葉は、

中国の古文書の「竜は....春分にして天に登り、秋分にして淵に潜む」に由来しているのですが、

活力、生気が満ちてくる春の季節感を、想像上の神聖な動物である竜が天に登る、

という勢いのある言葉で表したものなんです。

春の季語には【山笑ふ】っていう言葉もありますが・・・・・。

何だか少し・・・不思議な言葉ですよね!

この言葉・・・・春の動き出す躍動感を一言で表現出来ますよね056.gif056.gif056.gif・・・どちらも好きな季語です。

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↑↑↑村田肇一さんの龍の絵皿と白竜です。子どもの竜や黒竜もありますよ!
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↑↑↑東村真季さんの竜の陶額!置くスペースが無いって方にはいいですね!

とにかく!来年は竜の勢いにあやかりたいものですね~~053.gif
# by kuwamitsu2011 | 2011-10-31 19:45 | くわみつ展示会情報 | Comments(0)

笑福展・・・七福神

佐々木紀政さんの大黒様!
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向かって左から、布袋様・恵比寿様・大黒様・・・・。

香川県の東村真季さんの作品です。

七福神(しちふくじん)とは、福をもたらすとして日本で信仰されている神様ですね。

七福神信仰は室町時代末期頃の京都に始まったといわれていますが、

福神は、はじめから七神がそろっていたわけではなかったそうです。

初めは七福神は、恵比須と大黒天というポピュラーな福の神のペアから始まりました。

人気の高かった弁才天という女神が加えられて三神になりました。【神様も人気しだいなんだねぇ003.gif

しかし、弁才天とてはじめから七福神のメンバーだったわけではなかったみたいです。

実は、弁才天の前に天細女命(あめのうずめのみこと)がメンバーになっていたんですって!!
 
天細女命は天照大神が岩戸にこもったとき、岩戸の前で踊った女命として有名です。

そのため、芸能の元祖と仰がれました。

また、天孫降臨(記紀の神話。天照大神の孫、天孫が高天原から日向国の高千穂に

降ったこと)に随従して苦りきった猿田彦神の表情を和らげた女神であるともされ、

後に、笑う角には福来るとして、道化のお多福にも見立てられるようになりました。

天細女命は福の神の性格から七福神に加えられました。

しかし、京都では弁才天のほうが人気があり、不人気の天細女命に代わって弁才天が七福神の

紅一点の座にすわったそうです。

三神でも物足りないと思ったのか京の庶民達は毘沙門天を加え、

さらに四神では縁起が悪そうなので【???】布袋和尚を加えて五福神にしたそうな・・・・。

ついでに五神に福禄寿と寿老人を無理やりに加え、七福神を誕生させたのです。

なるほどー!!やっぱり!にこだわったんですねぇ016.gif

六神でもなく八神でもなく、七神にこだわったのは、仏教経典の「七難即滅七福即生」に

ちなんだとか、中国の「竹林の七賢」にちなんだとかいわれています。

【恵比寿】恵比須さんは七福神の中で唯一の日本の神さまです。

      イザナギノミコトの第3子蛭子尊ともいい大国主命の御子とも伝えられています。

      清廉、漁業、商売繁盛、交易の神様と言われています。

【大黒天】
印度の神様で有福を示し、有徳、財宝、闘戦の神様で、二俵の米俵に立ち糧食を司る神様。


【毘沙門天】ヒンズー教ではクベーラと呼ばれ財宝福徳を司る神・・・仏教の世界では、護法神となり

       サンスクリット語でバイシュラバナと呼ばれました。

       四天王の一つとして、弥勒山に住み北方を守りました。

       右手の槍で怨敵(災害、仏教を弾圧する権力)を退治し、左手の宝珠で人々に福徳を

       与えてくれるといいます。

【弁才天】七福神の中で唯一の女神です。
     
      音楽、弁舌才智、水の神、芸術の神として古来日本では市来姫と同一神として

      信仰されています。

【福禄寿】福禄寿は道教の星の神様だそうです・・・長い頭が印象的!!

      中国の神様で、人々と言うより中国道教の理想である幸福、俸禄の
 
      意味を持ち南極老人星の化現として現われた神とされています。

       大望、長命

【寿老人】白ひげをたらし杖を持ち、鹿を伴っています。
 
     長寿の神様で老子の化身の神とも言われています。

     長命、富財、与宝、諸病平癒の神でもあります。

     人々の安全と健康を守ります。


【布袋】布袋和尚はその名のとおり僧侶です。

    弥勒菩薩の化身とも言われ、神格化されていきました。

    大きな腹をして福福しい顔をしていたので、福徳の神とされたのです。
# by kuwamitsu2011 | 2011-10-30 15:33 | くわみつ展示会情報 | Comments(0)